・RAMディスクの性能を「Crystal Mark 2004R2」で計測した結果。
なんと秒間2GB以上の読み書きが出来る性能です。しかも「Random Read/Write」の性能が、「Sequential Read/Write」と比べて落ちていません。
試しに600MB程の.iso(CDイメージファイル)を、RAMドライブ内でコピーしてみましたが、残り時間が表示されるまでも無く終了しました。感覚としてはまさに「一瞬」です。
・こちらはSATA-HDD 250GBの結果です。
RAMディスクとは比較にならないほど遅いですね。いやRAMディスクが早すぎると言うべきでしょう。
さて、動作検証は終わりましたが、このRAMディスクをどう利用しましょう?
設定で、8GBの内半分の4GBを割り当ててあります。4GBで出来ることで、速度が求められるもの。何があるでしょう?
実際試してみた事、試していない事、まとめてしまいますが、可能性として考えられる事をいくつか挙げてみます。
- VMware等の仮想マシンを、OS丸ごとRAMディスクに入れる。
相当高速な動作をしてくれるのではないかと思っています。まだ試していません。
- テンポラリの保存場所として利用。
WindowsのTempフォルダをRAMディスクに置いて高速化してみました。しかし色々問題が出た為、実用まで行きませんでした。
通常使っている分には問題なく良い感じだと思ったのですが、アプリケーションによってはディスク容量を考えずにテンポラリを利用してしまい、容量不足となってしまいました。
- Internet Explorerの一時ファイルの格納場所として利用。
一度開いたページはここに保存され、次に開くときはこのファイルが表示されます。これをRAMディスクに置くことで、高速化を実現します。
今現在はこの使い方をしていますが、少々問題があり、RAMディスクの残容量を超えるファイルはダウンロードできません。なので、大きいファイルをダウンロードするときは、ダウンロード専用ソフトを使っています。
絶対的にRAMディスクを使ったほうが有利、と言えるようなケースはまだ見つけていません。何か良い使い方があったら教えてください。