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何でもDIY   実験用電源(簡易版)  2008/08/13
3.3V、5V、12Vの実験用電源(簡易版)を作ってみました。
PC用の電源を改造しています。
 +3.3V、+5.0V、+12.0V固定出力の実験用電源です。
 本来なら可変電圧にしたいところですが、基本的に+5.0V、+12.0V位しか使用しないので、簡易版として作りました。
 +5.0V〜+12.0Vの間が必要なときは、以前紹介した可変電源を使う事とします。

[1.パーツ]
[2.工具]
[3.製作]
[4.終わりに]


1.パーツ
使用した主なパーツです。

・電源

元になる電源は、PC用の電源(ATX電源)を使用します。
安い物は3000円〜売ってます。
+3.3V、+5.0V、+12.0Vを安定的に取り出せるので、実験用の電源として最適です。

今回使用した電源は、総合出力550wです。

・配線用部品、他


端子台ストッパー

ちょっと見にくいですが・・・。
@端子台
 2つの電線を連結します。電線の端をビスで固定します。
A端子台レール
 端子台を乗せて固定します。
Bインシュロック
 ケーブルを束ねて固定します。
C圧着端子(Y字)
 端子台にビスで固定する為に、電線の端に圧着します。
D端子チューブ
 端子の金属部分を覆って、ショート等しないように保護します。
E両面テープ
 電源を木版に固定します。
F端子台ストッパー
 端子台がずれないように両側を止める為に使います。
G木板
 パーツを載せる台として使います。



2.工具
ドライバー、ニッパー、ラジオペンチ等、一般的な工具に加えて、下の写真にある、ワイヤーストリッパー(写真右)、端子圧着器(写真左)を使用します。

・ワイヤーストリッパー
 電線の端の被覆を剥がします。
 ニッパーやカッターナイフでも可能ですが、本数が多い場合は簡単に出来て便利です。

・端子圧着器
 電線の被覆を剥がした部分に、圧着端子を圧着します。




3.製作
製作といっても、一度電源の配線をばらして、配線をやり直すだけです。

@電源の配線をばらす

電源のケースを開けて、配線をばらします。
この電源は、配線が網のような管で保護されていたので、これも外します。

 

A配線する

大体下に書いたような流れですが、写真を見てもらったほうが早いので詳細は省略します。

・電源を木板に両面テープで固定
・端子台レールを木板に木ネジで固定。
・端子台をレールに取り付け、ストッパーで固定。
・配線。

  

これで完成です。


備考

・ATX電源のピンアサイン

最近のATX仕様Ver.2.2では、24ピンで下図の配置になっています。
PCが無くても、PS_ONをGNDに落とすことで、電源が動作します。






4.終わりに
+3.3V 30A、+5.0V 36A、+12.0V 44Aと、結構大出力の仕様なので、ペルチェ素子の実験などには最適です。
ペルチェ素子を使ってみる
ペルチェ素子を使ってみる その2

今回は元々の電源の配線を変えただけで、電圧固定の出力ですが、今後は回路を追加して可変電圧にしたり、電圧計/電流計を付けたり、機能向上を目指したいですね。







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